任意後見契約は、委任者と受任者とが契約するものです。
そこで、本人の判断能力に問題が無ければ、次に誰に頼むか(誰を受任者にするか)を、
決めなければなりません。
本人の置かれている状況や、周囲の人間関係を考慮するとともに、
人の意向を大切に委任者と話し合いをしていきます。
家族や親族などに頼む方が多いようですが、事情ににより兄弟姉妹、おいやめいなど様々です。
法定後見では親族が後見人に選任されることは3割以下というのが現実ですので、
この点についても任意後見が必要です。
家族は信用できないというので、お友達に頼むという方も少なくありせん。ただ、非常に残念ではありますが、お友達というのは、健康である時であって、いざというときには頼りにならないものだと思っていたほうがよいという点で、お勧めしません。